バッキンガム宮殿衛兵交代 ホース・ガーズ騎兵交代 セント・ジェームズ公園 ウィンザー城
ロンドンは、イギリスの首都であり、世界をリードする金融の町である。また、世界で最も外国人の観光客を含めた来訪者の多い街である。2012年には、オリンピックが開催され、町の景観が大きく変わった。また、ロンドン中心部では、多くの超高層ビルが見られる。市内には、大きな公園があり、人々の憩いの場となっている。王立公園として、グリーンパークやセント・ジェームズパークかある。いずれもバッキンガム宮殿に接する大きな公園だ。
バッキンガム宮殿前庭で行なわれる衛兵交代式は観光客に人気のイベント。広い宮殿前庭で、イギリス陸軍の近衛師団所属の正規兵によって行なわれる。
衛兵は、バッキンガム宮殿とセント・ジェームズ宮殿を警護する、二つの分隊に分かれている。衛兵は、陸軍の近衛師団を構成する連隊ごとに編成され、警護を交替で務めている。
衛兵の交代の儀式を見られるのは、原則として夏季は毎日、冬季は一日おきである。
今回は、サマータイムが終わった後の見学で、衛兵も衣装を冬季のモードに変えたので、派手さは無いが勇壮さは同じである。
衛兵交代のパレードは、師団所属で連隊ごとに分かれている軍楽隊によって、衛兵が先導され、きびきびとした歩調で行進するのは観光客の目をこの上なく楽しませてくれる。
宮殿の広い前庭で行なわれる儀式は、新旧衛兵が対峙し、礼を交わした後、バッキンガム宮殿警護の衛兵が、歩哨配置に付く間、連隊つきの軍楽隊が音楽を演奏してくれる。軍楽隊の本格演奏を生で聴け、楽しさこの上ない。
バッキンガム宮殿 衛兵交代のパレードルート
旧衛兵のパレード 黄色の線
新鋭兵のパレード 赤色の線
初めに、旧衛兵がバッキンガム宮殿の前庭の南側に集合する。バッキンガム宮殿警護分隊が宮殿前庭に出る頃、セント・ジェームズ宮殿警護分隊が宮殿を出発し、黄色の線で示すように、大通りザ・マルをバッキンガム宮殿に向けて行進し、ヴィクトリア記念塔の南を回って、宮殿前庭に入る。旧衛兵が宮殿前庭に集合すると、今度は、新衛兵が、南のウェリントン兵舎を出て、赤い線で示すように、ヴィクトリア記念塔の南西を回り、宮殿前庭の北側に整列します。
衛兵交代の儀式は、約30分で終了します。
初めに、旧衛兵が黄色の線で示すように、宮殿前庭の中央門を出て、ウェリントン兵舎に戻ります。ついで、新衛兵のうち、セント・ジェームズ宮殿警護の分隊が、赤線で示すように、宮殿前庭の中央門を出て、ヴィクトリア記念塔の北側を回り、セント・ジェームズ宮殿に向かいます。
パレードのおまけのようであるが、丁度この時間帯に、王室警護の騎兵乗馬連隊の一行が、やはり、騎兵交代を終えて、バッキンガム宮殿の前を馬に乗り、通過して、ハイドパーク兵舎に戻って行くのが見られます。
左の画像をクリックすると、YouTubeシアター「バッキンガム宮殿 衛兵交代とパレード」にジャンプします。
ヴィクトリア記念塔と見物客。 |
バッキンガム宮殿前。 |
バッキンガム宮殿前庭に集まる旧衛兵。 |
セント・ジェームズ宮殿からバッキンガム宮殿に入る旧衛兵の分隊。 |
ウェリントン兵舎を出発し、バッキンガム宮殿に向かう新鋭兵と先導の軍楽隊。 |
バッキンガム宮殿前を行進する新鋭兵と軍楽隊。 |
宮殿前庭の南側に旧衛兵の集合。 |
宮殿前庭の北側に新鋭兵の集合。 |
宮殿前庭で行なわれる新旧衛兵指揮官の鍵の受け渡しの儀式。 |
宮殿への新鋭兵の歩哨配備準備。 |
新旧衛兵の指揮官が儀式統括の上級将校に剣で礼をする。 |
宮殿への歩哨配備中に軍楽隊による演奏。 |
軍楽隊指揮者に歩哨配備完了の伝達。 |
宮殿前庭での儀式が終了し、中央門が開かれる。 |
儀式完了後バッキンガム宮殿中央門を出る旧衛兵。 |
ウェリントン兵舎に向かう旧衛兵の一行。 |
新衛兵のセント・ジェームズ宮殿分隊が宮殿中央門から出発。 |
ザ・マルをセント・ジェームズ宮殿に向かう。 |
バッキンガム宮殿前を行く王室騎兵乗馬連隊の一行。 |
宮殿北側を通り、ハイドパーク兵舎に向かう。 |
ホースガーズ パレード(ホースガーズ前の広場)で行なわれる騎兵の交代は、正式には、女王のライフ ガーズの交代( Changing the Queen's
Life Guard)という。女王のライフ ガーズは二つの王室騎兵乗馬連隊で構成されています。イギリス陸軍の連隊序列第一位の連隊である。
ライフ ガーズ( 写真右側の騎兵) 赤色のチュニックといわれるジャケットと白い羽飾りの付いた帽子を着用。
ブルーズ アンド ロイヤルズ ( 写真左側の騎兵) 紺色のチュニックと赤い羽根飾りの付いた帽子を着用。
いずれも、イギリス陸軍の近衛師団の中の最高の連隊で主に儀仗の任務を行なっています。ホース ガーズで任務に当たっているときは、バッキンガム宮殿とセント・ジェームズ宮殿の警護を帯びている。バッキンガム宮殿における歩兵の衛兵交代と比べると、乗馬姿の騎兵の近くで見学でき、人馬の熱気が伝わってくる。
ホースガーズ パレード。 |
旧騎兵ライフ ガードは広場の北側に整列し、新騎兵の到着を待つ。 |
新騎兵ブルーズ アンド ロイヤルズの到着。 |
新騎兵は広場の南側に整列します。 |
新旧騎兵の下士官(連隊先任伍長)の引継ぎの礼。引継ぎの時間は長く、この間に一部の騎兵の配備交代が行なわれる。 |
ライフ ガーズの騎兵騎馬の整列。 |
旧騎兵の退場開始。 |
ライフ ガーズは連隊旗と共に出発。 |
新騎兵が警護の任務を始める。 |
騎兵交代儀式の終わったホースガーズ パレード。 |
旧騎兵は、バッキンガム宮殿前を通り、ハイド パーク兵舎に戻って行く。 |
バッキンガム宮殿前を行くライフ ガーズ。 |
セント・ジェームズ公園はロンドン中央部にあり、広さ23ヘクタールの広大な面積を持っている。この公園の西側には、バッキンガム宮殿、北側にセント・ジェームズ宮殿、東側にはホースガーズがあり、南側には遊歩道であるバードケージ・ウォークある。公園には、小さな湖であるセント・ジェームズ湖があり、ウエスト島とダック島の二つの島が浮かんでいる。
普段は市民の憩の場であるが、衛兵交代の儀式の行なわれた日には、多くの観光客の姿が見られる。
公園で出没しているリス。 |
セント・ジェームズ湖は鳥の楽園。 |
ダックは湖の主。 |
湖から北西に見えるヴィクトリア記念塔。 |
ブルー・ブリッジから湖の北東にはホースガーズ。 |
湖の北西方向にバッキンガム宮殿。 |
のんびりと公園の散策。 |
公園の南側には古木が並ぶ。 |
鳥の楽園でかっぽするダック。 |
公園を抜け、バードケージ・ウォークへ。 |
ウィンザー城はイギリス王室の所有で、君主の公邸であり、エリザベス女王は週末を過ごすことが多い。この城はもともと中央部を盛り上げた見張り塔のある要塞で、周りに堀を持っている。11世紀に建てられてから、歴代の君主により改築され、現在の姿になった。イギリスのばら戦争当時は作戦本部になり、第二次世界大戦では王室の避難所として使われた。
ウィンザー マップ
ウィンザーは、ロンドン中心部のパディントン駅から西に鉄道距離で丁度34キロの離れたところにある。
訪問は、パディントン駅発11時22分のローカル急行で、スラウまで行き、そこでウィンザー行きの普通列車に乗り換え、11時56分にウィンザーに到着した。
ウィンザー城 ガイドマップ
Info パンフレットより。
・Round Tower
ラウンド タワー 過っては見張り塔。現在は 資料館。
・State Apartment
ステート アパートメント。
公式行事に使用される諸間。
・St.George's Chapel
セント・ジョージ礼拝堂。ガーター騎士団の ためのイングランド国教会の礼拝堂。英国王、王族のための礼拝堂でもある。チャールズ皇太子やハリー王子の結婚式後、ここで祈りと祝福の儀式が行なわれた。
ウィンザー城内見学順路
黄色の線はGPSにより取得した実際の歩行経路。
下側の入口から入場し、セキュリティを抜けて、エドワード三世の塔とラウンド タワーの南側の堀の間の門を通り、内定に入る。ラウンド タワーの南西側をまわり、北側にあるノルマン門から、四方を建物に囲まれた庭アッパー
ウォードの北西端に着く。ここはエンジン コートといわれている広場がある。ステート アパートメントの入口がある北側テラスには、ノルマン門近くの建物の通路を通って行く。ステート
アパートメントの内部見学後は、北側テラスを西の端まで移動し、セント・ジョージ礼拝堂の前に行く。出口は、キング ヘンリー8世門である。
パディントン駅11時22分発列車。。 |
ウィンザー駅ホーム。 |
ものものしいウィンザー城城壁。 |
入口。セキュリティチェックのため、長い列が。 |
ガードマンに撮ってもらった一枚。 |
ロワー ウォードを囲む建物の外壁。 |
エドワード三世の塔と入場門。 |
ラウンド タワー。 |
アッパー ウォードのチャールズ二世騎馬像。 |
ステート アパートメントの南西部建物。 |
ノルマン門を通る衛兵。 |
ノルマン門。アッパー ウォード側から見る。 |
北テラスでステート アパートメント入場待ちの列。 |
ステート アパートメントの初めの間。 |
セント・ジョージ礼拝堂。 |
サウス ウイング。北側のアッパー ウォードから見る |
〒1問い合わせフォームからメールを
ご遠慮なくいただけると幸甚です