茅野市、安曇野市、駒ヶ根市、立科町。
長野県は第二の故郷みたいなものだ。特に中部地方は北アルプスが寒気をさえぎってくれるので、気候は関東と同じようである。自然が豊富であるばかりでなく、地域医療への関心も高い。食べ物は山の幸に恵まれ、新鮮な野菜がおいしい。また、いろいろな地域で、温泉を市町村が推し進めており、健康にはうってつけである。ここのところ、長野県は都道府県別平均寿命で男女とも第一位である。こんな長野県が大好きで、よく旅行をする。
白樺湖、白駒池、杜鵑峡、蓼科大滝、横谷峡、諏訪大社御柱祭。
茅野市は、長野県南信地域の市だ。八ヶ岳、白樺湖、蓼科高原、車山など観光資源が豊富である。関東地方と同じような気候であるが、夏涼しく、冬も雪が少ない。主体は農業で、米や高原野菜は別格のおいしさだ。其処かしこに産地直売所があり、観光客で混んでいる。市は温泉の利用も推進しており、市内に日帰り温泉やアクア施設を併設した温泉設備も沢山ある。夏の避暑、冬のスノースポーツには、関東から近く便利である。健康お宅には、長野県を旅行すると気分爽快になるから不思議である。
白樺湖湖畔の紅葉は例年見事である。特に北東側の池の平ホテル近辺の湖畔は遊歩道もあり、木々の整備もよく、見ごたえがある。秋の観光客は遊園地で楽しめると同時に紅葉も眺められる。すずらんの湯の南西側の駐車場に車を置き、そこから一周約4kmの遊歩道をのんびり歩いた。
湖面の標高は1416mで、清清しいところである。
左の画像をクリックすると、YouTubeの「 白樺湖 紅葉と一周遊歩道」にジャンプします。
標高1416mにある白樺湖の記念碑。 |
武田信玄休息の御座岩。 |
湖畔北側の「すずらんの湯」近く |
この時は、例年にない鮮やかさ |
白駒池は茅野市内ではなく、北佐久郡である。茅野市側から国道299号線で麦草峠を越えていくのでここに掲載した。麦草峠を越えると直ぐに道路沿いに駐車場がある。ここから、広大で苔むした原生林の中を抜けて行くと、15分ほどで、標高2115mのところにある天然の白駒池に出る。見るからに神秘的な湖である。池の周囲には約1.5kmのトレッキングコースが整備され、木道もある。
右の画像をクリックするとYouTube 「白駒池 北八ヶ岳 八千穂高原」にジャンプします。
白駒池入口。 |
麦草峠からのルートの交わり。 |
「もののけ姫」の中の妖精が出てくるという森。 |
入って行くと、初めに目にする池。 |
湖畔東側のハイキングコース。 |
湖畔北側の木道のハイキングコース。 |
滝の湯川は蓼科山や横岳から流れ出ていて、川沿いにはいくつかの滝や渓谷を造っている。杜鵑峡は信濃十名所に選ばれている景勝地である。夏には原生林のような木々の中で、清流が轟音を立てて流れている素晴らしい渓谷である。
渓谷を抜け、右手の崖を登ると夏でも涼しさの味わえるあずまやに出る。のんびりすごすには最適の休み場だ。そのままなだらかな山道を下って行くと、484号線に出る。。
左の画像をクリックするとYouTube 「杜鵑峡」にジャンプします。
左の案内図は杜鵑峡入口の看板から編集。
地図はビーナスラインを茅野市街から白樺湖に向かい、
「バラクラ・イングリッシュ・ガーデン」を過ぎて、道路を下りきるとすぐのところにある丁字路で484号線に左折して入る。東屋をすぎたところに杜鵑峡入口がある。駐車場は入口反対側の道路際に数台が置ける。
吊り橋を渡ると清流の川遊び場が。 |
森林の中で、ファミリーでの川遊びに最適。 |
ここから、上流には苔むした清流が美しく。 |
峡谷を登るとあずまや「四阿」がある。 |
茅野市内の真ん中に、こんな原生林があるのかと思うほどの深い森の中を抜けて行く。ヒノキの大木や苔むした大石、日のあたらない細い道を通っていくと、蓼科山や横岳から源を発した滝の湯川にたどり着く。わずかに登ると大滝が現れる。
滝の直ぐ横は深い崖で、覗くと大滝が轟音をたてて落下している。
左の画像をクリックするとYouTube「蓼科大滝」にジャンプします。
左の案内図は蓼科大滝入口の看板から編集。
地図はビーナスラインを茅野市街から白樺湖に向かい、蓼科湖を右に見て通り過ぎ、7〜800m行くと大きく右にカーブするところにホテル「滝の湯」の入口看板がある。その直ぐ上にもう一本の左折する道路があり、「鹿山村入口」と「大滝キャンプ場入口」の看板がある。ここを入り、道なりに進むと、大滝入口に出る。駐車場は入口直ぐ前にあり、7〜8台止まれる。
蓼科大滝入口 |
大滝までは、鬱蒼とした原生林。街中にあるのは不思議な光景。 |
原生林の中の大木 |
大滝。 |
。 苔むした大木。 |
まむし草。 |
横谷峡は紅葉の名所である。渋川沿いに横谷峡遊歩道があり、信濃路自然歩道の散策を楽しめる。訪問時は紅葉の最盛期は過ぎたものの、まだ十分に楽しめる状況だった。横谷峡入口から入り、乙女滝、横谷温泉旅館、鷲岩、王滝へのコースはわずかな登り道ではあるが、さわやかな遊歩道であり、疲れは感じない。王滝の展望台には屋根のある東屋があり、一休みできる。
左の画像をクリックすると、YouTubeの「 横谷峡 紅葉と遊歩道」にジャンプします。
左の案内図は横谷峡入口にある看板を編集。
図左の国道299号「メルヘン街道」から入り、直ぐ右手の駐車場を利用。乙女滝から大滝までの遊歩道を歩いた。
横谷峡遊歩道、マイナスイオンがいっぱい。 |
乙女滝。水しぶきが激しい。 |
渋川の渓流。一枚岩。 |
横谷温泉旅館。 |
道標がしっかりしている。 |
横谷温泉旅館付近の紅葉。 |
鷲岩。 |
王滝。 |
数え年七年に一度の寅年と申年に催される諏訪大社の御柱祭。
2016年の4〜5月の上社御柱祭を撮影する機会に恵まれた。
4月。本宮御柱4本、前宮御柱4本。八ヶ岳綱置場から山出しされた御柱は斜度27度の木落し坂で木遣り歌にあわせ、「めどでこ」に若衆を乗せたまま、土煙を上げ、滑り落ちる。曳く氏子も乗っている若衆も真剣そのもの。次の難所が宮川の川越し。雪解け水で冷たい川を渡す。潜水夫の待機する中での難作業で前の「めどでこ」に乗っている若衆は必ず水中に潜る。
5月。川越し場近くの安国寺の御柱屋敷で休んだ御柱は、本宮と前宮に向けて、里曳きされる。騎馬行列や踊りが御柱の里曳きを盛り上げます。各大社の境内に御柱を建てる建御柱は御柱の先端を切り落とす冠落し、御柱建て、穴埋めを経て、御柱の先端に長さ1.5mの御幣が取り付けられます。この後、宝殿遷座祭を経て、御柱祭は終了します。
御柱の最終の曳行路。
茅野駅に近いJR中央本線が上川を渡るとすぐのところに木落し坂がある。四月初めに、氏子たちにより勢いよくこの坂を引き落とされた御柱はJR中央本線のガード下を通る。この先で、一般道に出て、国道20号線をわたり、中央自動車道のところで右折し、川越し場まで進む。宮川の川越しをした御柱は、直ぐ近くの御柱屋敷で、約一ヶ月間休む。五月の初めに行われる里曳きでは、御柱は御柱屋敷から、上社本宮と上社前宮に曳航される。その後、各大社の境内で建御柱の儀式が執り行われる。
大王わさび農場。
安曇野市は長野県中央部に広がり、梓川や鳥川などの流れる扇状地で、清流の恵みの多い地域である。また、湧水も豊富に存在し、特にわさびの栽培が盛んである。大王わさび農園はその代表である。現在は地域全体に水田地帯が広がり、米の栽培も行われている。市内には、国営アルプスあずみの公園があり、あずみの自然や昆虫などに触れながら、ファミリーで楽しく過ごせるところである。
大王わさび農場は、北アルプスの雪解け水か湧き出る安曇野わさび田湧水群の地域にある。日本最大規模のわさび園である。わさび田に引かれている湧水の温度は年間を通して12度。直射日光に弱いので夏の間は、黒い寒冷紗で覆われる。水車の回っている場所は
映画「夢」のロケ地として知られる。また、売店で売っている「わさびソフトクリーム」は美味しかった。
左の画像をクリックするとYouTube「大王わさび農場」にジャンプします。
左の案内図は大王わさび農場のHPより編集。
右下の駐車場に車をおき、入口を抜けると、左手にすぐ水車小屋。親水広場で遊んだ後、わさび田の小道をゆっくり散歩。さいわいのかけ橋をわたり、開運洞、大王窟を見て、いわな茶屋で名物のわさびソフトクリームを食べ、一休み。自然に流れ出ている湧水も美味。
水車のある蓼川はボートでの見学を楽しめる。 |
親水広場。冷たい水で一息つける。 |
海運洞。 |
見渡す限り絶景のわさび田。 |
大王窟。八面大王は大王農場の守護神とか。 |
4〜9月に寒冷紗でわさびをおおう。 |
名物のわさびソフトクリーム。グーだ。 |
幸いのかけ橋。一面に広がるわさびの上で。 |
白樺高原国際スキー場。。
長野県北佐久グの町。茅野市との境に蓼科山があり、白樺高原国際スキー場は、蓼科山の北斜面に広がる、スキーヤーオンリーのスキー場。スキーシーズン以外のときは御泉水自然園や蓼科牧場があるために年間を通して、楽しめるところである。スキー場のゲレンデの最上部は標高1830mの御泉水自然園につながっており、また、ゲレンデは蓼科牧場としても利用されている。
雨氷とは零度以下でも凍らない雨が、木などについて凍った、硬く透明な氷。長野県では、10年に一度くらいは見られるという、珍しい現象。樹氷とは違い、手で触るとつるつるで壊れない。また、太陽に照らされると七色の虹のような色をしているが、この色はデジタルカメラでは自然のまま表現することはできない。雨氷は樹木などに大きな被害を与えるが、肉眼で見ると、美しいことこの上ない。
左の画像をクリックするとYouTube「雨氷」にジャンプします。
白樺湖から蓼科高原へのビーナスライン |
雨氷のついた枝はまさに氷の七色の虹の光。 |
なんとか耐えている白樺 |
雨氷の重さを実感。 |
雨氷の重さに耐えられない白樺の木。。 スキー場のゴンドラリフトの中から。 |
白樺高原国際スキー場から北アルプスを望む。 手前側は御泉水自然園につながっている |
千畳敷カール。
" 長野県南部、木曽駒ケ岳や宝剣岳の麓の伊那谷にある。木曽駒ケ岳を含む中央アルプスの玄関口で、登山客や観光客が駒ケ岳ロープウェイを利用して、山上の景観を楽しむ。特に、ロープウェイの終点に広がる千畳敷カールは、紅葉の季節を問わず、多くの観光客が訪れる。
駒ヶ岳ロープウェイの終点 (2612m)一帯に広がる広大なカール。氷河期の氷で削り取られたお椀形の地形である。夏は多くの高山植物の咲くお花畑。秋はナナカマドなどの紅葉がひときは美しい。山肌は黄金色に輝いている。また、千畳敷駅から神社の横を入り、宝剣岳への登山ルートを極楽平経由三の沢岳分岐点まで往復した。途中ではるか彼方に富士山を望むことができ感嘆。多くの登山観光客からの歓声も耳にすることができた。また、登山中はいつも目の前に宝剣岳(
2931m)がある。
上の画像をクリックするとYouTube「千畳敷トレッキング」にジャンプします。
左の案内図はロープウェイ終点千畳敷駅から極楽平までのルート。ゴツゴツした岩場でジグザグした登山道。
駒ケ岳ロープウェイ。 |
ロープウェイの中より、大滝。 |
千畳敷カールで。 |
この山に向こう側に木曽駒ケ岳。左に登山道。 |
千畳敷カールの神社の横から登山道へ。 |
中央を行く山道は八丁坂登山道。 |
カールを見ているような宝剣岳。 |
極楽平手前 |
極楽平から三の沢岳分岐へ。 |
三の沢岳分岐の頂点。遭難碑のケルン。 |
極楽平より千畳敷ホテルと千畳敷駅。 |
千畳敷内を散策。 |
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