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フィレンツェ

花の聖母マリア教会
 ドゥオーモ  サン ジョバンニ洗礼堂 ジョットの鐘楼
ドゥオーモ付属博物館


 フィレンツェはイタリア中部にある都市で、自然豊かなトスカーナ州の州都です。英語由来のフローレンスと呼ばれることも多い。15世紀には、フィレンツェはメディチ家の庇護の下で、ルネッサンス文化の中心地として、黄金期を迎えた。市内には、メディチ家ゆかりの遺産も多い。市街中心部は、「フィレンツェ歴史地区」としてユネスコの世界遺産に登録されている。歴史的な街並みが集中し保存されている。ルネッサンスの芸術、文化を見て歩ける。


ドゥオーモ ( 花の聖母マリア教会内 ) Cattedrale di Santa Maria del Fiore

 サンタ マリア デル フィオーレ大聖堂というと、ドゥオーモ、サン ジョバンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼の三つの建築物で構成されている。フィレンツェにあるキリスト教カトリックの教会である。


 ドゥオーモ正面 ( 西側 )
 イタリアにおけるゴシック建築および初期のルネッサンス建築を代表するもので、フィレンツェのシンボルである。1296年に着工し、140年以上の歳月を掛けて建設された。建物の外壁は、カラーラ産の白色の大理石をベースに、プラトー産の緑色大理石、マレンマやシエナ産の赤色大理石とテラコッタタイルで装飾されている。正面ファサードには、青銅製の三枚の大扉があり、1900年頃に取り付けられた。いずれの扉の上部には三角窓のペディメントが取り付けられており、見事なモザイク画が描かれている。見学者は右側の扉より入る。




















 フィレンツェ中心部チェントロ
 チェントロは街の中心地区で、宗教と芸術の歴史地区として、世界遺産に登録されている。花の聖母マリア教会のドゥオーモ、ヴェッキオ橋、ウッフィツィ美術館などのフィレンツェの代表的な見所は徒歩圏内にある。







 
花の聖母マリア教会全体配置
 花の聖母マリア教会であるドゥオーモ、洗礼堂、ジョットの鐘楼は外観が色大理石で装飾され、美しい文様を描いている。
教会の中心部であるクーポラは14世紀末から計画され、1410年に中央上部にクーポラの基部であるドラムが築かれ、その後、幾多の困難を乗り越え、1434年に完成した。








 ドゥオーモ内部配置

 ドゥオーモは東に至聖所、西に正面玄関が配置されている。キリスト教においては、東はイエス キリストを象徴する方角であり、教会の祭壇は東に正対しておかれるのが基本である。
ドゥオーモの内部はゴチック様式で、きわめて簡素である。見学は西側ファサードの右側扉からドゥオーモ内に入る。
身廊右側にある地下入口からサンタ レパラータ聖堂の遺構に入る。







 左の画像をクリックすると、YouTubeシアター「フィレンツェ ドゥオーモ内部と地下遺跡」にジャンプします。











 

ドゥオーモ北側面と入場希望者の列。
 

ドゥオーモ西側の正面と入場希望者の列。
 

正面ファサードの中央扉。青銅製の扉の費用面には聖母マリアの生涯が描かれている。上部の三角窓には、キリスト、マリア、ヨハネが描かれている。
 

正面ファサードの右側扉。見学者の入口として使用されている。扉上の三角ペディメントにはフィレンツェの芸術家や商人などが描かれている。
 

正面の主祭壇と後陣。最上部にクーポラ。
 

クーポラ内のフレスコ画「最後の審判」。ヴァザーリとツッカリ作。1568年から1579年に掛けて製作された。
 

十字架とその前に司教座。
 

神曲の本を持つダンテの絵画。ミケリーノ作
 

主祭壇左側の聖具室入口。上部に聖歌隊用のバイプグランドオルガン。



聖具室扉上部パネル内の「キリストの復活」
ロッピア作。


主祭壇右側の聖具室入口。上部に聖歌隊用のバイプ表現用オルガン。



聖具室扉上部パネル内の「キリストの昇天」
ロッピア作。
 

西側壁面にあるバラ窓、時計文字盤。バラ窓には聖母被昇天の絵。
 

時計文字盤、イタリック文字で24時間表示。
下絵は「マリアの戴冠
 

傭兵隊長達の二枚のフレスコ画は北側壁面に飾られている。簡素な内部の装飾損は隣接のドゥオーモ博物館に移されたためである。
 

傭兵隊長ニコロ ダ トレンティーノ。カスターニョ作
( 1456年)
 

傭兵隊長ジョン ホークウッド。ウッチェロ作
( 1436年)
 

見学記念の記帳。
 

広々としたドゥオーモ内部。
 

白色を基調にした大理石聖の外観が美しい。
 

正面ファサードを真下から見たところ。
 ドゥオーモ地下遺跡 サンタ レパラータ教会 Basilica di Santa Reparata
 地下遺跡の発掘は1965年〜1974年に掛けて行なわれた。ここで、ドゥオーモの前身であるサンタ レパラータ教会の遺構が発見された。この遺構は、現在のドゥオーモの西側部分に重なり、東西方向の長さは約60メートルで、ドゥオーモの三分の一ほどである。大きな発見は教会の床は大部分がデザインや形状の異なるモザイクで敷き詰められていたことである。
 

地下遺構への入口。右側廊にある。
 

地下に降りたところの入口。

 
サンタ レパラータ教会のモデル。
 

教会の東側部分。
 

サンタ レパラータ教会主祭壇の場所にあるモデル。
 

床に敷かれたモザイク パネル。


サン ジョバンニ洗礼堂 Battistero di San Giovanni



 花の聖母マリア教会付属の洗礼堂。ドゥオーモの正面玄関に向き合って立っている八角形の建物で、ロマネスク形式の教会建築。祭室と壁内通路だけの単純な形式の八角堂。
 外部は白と緑の大理石で装飾され、三層からなっている。一層は円柱が使用され、二層は八角柱と三つのブラインド アーチと窓が並び、最上層は縦溝のある付け柱で仕切られている。屋根は八角形のピラミッド形をしている。







 洗礼堂

 Google Earthより。
洗礼堂の屋根部分は1128年に、頭頂部の嵐ターンは1150年に、司教座のある内陣は1202年に完成した。さらにドゥオーモの建設に伴い、1355年から1375年に回収し、礼拝堂に入る前に洗礼を行なう洗礼堂として、使われるようになった。







 

天国への門。ロレンツォ ギベルディによる東側の
扉。現在の扉はレプリカ。
 

扉の表面には、旧約聖書からの十の場面が描かれている。上(ジョセフの物語) 下(ダビィデの物語)。
 

チェックを通った内部。床がモザイク一面
 

上部にアーチ形のニ連窓がある。
 

後陣と主祭壇。後陣のモザイクはヤコボ作と伝えられる。
 

主祭壇。ロマネスク様式で20世紀の初めに作成された。
 

教皇ヨハネ23世墓碑。
 

モザイク画の中心であるキリスト。キリストの左右の絵が最後の審判。
 

天井モザイク。聖書にまつわる多くの場面のモザイク画で飾られている。
 

中心部から二列目の背中に羽根のある天使達の聖歌隊像


ジョットの鐘楼 Campanile di Giotto


 
 ジョットの鐘楼は、ドゥオーモの隣に建っている高さ84メートルの塔で、外壁はドゥオーモと同じくカラーラの白、プラトーの蛇紋岩である緑、シエナからのピンク色の大理石で造られていて、様々な装飾が凝らされている。建設は1334年に始められ、ジョット、ピサーノ、タレンティと引き継がれて、1359年に完成した。鐘楼内部には、頂上展望台まで414段の階段を利用して上れば、世界遺産のフィレンツェの歴史中心地区の雄大な景色を楽しめる。
 鐘楼は、5層からなっており、最下段の第一層はジョットの建設により、幾何学模様の色の付いた大理石で、造られた。六角形のパネルには、人類の歴史が描かれています。
第一層はジョットの死後、ピサーノにより引き継がれ、菱形のパネルが追加された。ピサーノはその上に第二層を作り、ニッチを作り、下側のニッチには、預言者らの人物像を配し、上側のニッチは空のままになっています。ピサーノの後を、タレンティが引きつぎ、上層の三層を完成させた。装飾的な破風と槍の穂先に似たアーチを持つランセット窓が付いている。
 鐘楼の外壁についている装飾品は、すべて、レプリカで、本物は、ドゥオーモ付属博物館に展示されています。




     ジョットの鐘楼 西側面




ジョットの鐘楼
 Google Earthより。
 ドゥオーモの右側である南西端に建つ塔。















 

鐘楼の東側。上部の像と下部の七つの菱形紋には、七つのリベラル アーツが描かれています。。
 

東側壁の拡大。上部のニッチの中の四人の像は、3人の預言者と家長で、1408年頃の作品です。
 

鐘楼東側の入口上部の六角パネル。左から農耕、祭事、建築を表す。
 

右側の六角パネルにはギリシャの幾何学者「ユークリッド」が描かれている。
 

中層階から見るドゥオーモのクーポラ。
 

中層階から見るドゥオーモの西側ファサード。
 

1405年鋳造された最大の鐘が残っている。
 

鐘は、今残っている重さ5000ポンドのほか、全部で12個あった。
 

最上展望テラスへの通路。
 

最上階の天井。
 

ドゥオーモのクーポラ頭頂部の明り取りランターンと苦心の末取り付けられたブロンズ球。
 

中央のドームはメディチ家礼拝堂、緑の屋根の建物は中央市場。
 

中央の広場は共和国広場。
 

中央の塔のある建物はヴェッキオ宮殿。



最上階の展望テラス。
 

鐘楼頂部の尖塔。


ドゥオーモ付属博物館  Museo dell' Opera del Duomo



 ドゥオーモ付属博物館
 ドゥオーモの東側の広場をはさんだ向かい側にある。
















 博物館一階の主要展示室
 博物館に入ると初めに行く展示室で、ドゥオーモのファサードの装飾品とサン ジョバンニ洗礼堂の外壁扉の本物が展示されている。
 















 博物館二階の展示室
 ジョットの鐘楼を飾っていた装飾品が並べられている。














 

洗礼堂の天国の扉の展示風景。
 

洗礼堂の東側扉はミケランジェロにより、天国の扉と賞賛された。
 

洗礼堂の南側扉の展示風景。上部の五列までのパネルには、洗礼者ヨハネの人生が描かれている。
 

五列と六列の境。下側の八枚のパネルには神学的美徳の象徴となることが描かれている。
 

洗礼堂の北側扉の展示風景。上部の20枚のパネルには、新約聖書の物語が描かれています。
 

展示場の様子。
 

ガラスの瞳の聖母像と。カンビオの1300〜1305年製作の作品。高さ173cm。
 

ガラスの目をした聖母はドゥオーモの古代のファサードから移されたものである。
 

ピエタ バンディーニ。ミケランジェロ作。226cm
 

ミケランジェロが自分の自画像を入れたといわれる像。キリストの左足の大理石が壊れ、欠けている。
未完の作品で売る。
 

ジョットの鐘楼の外壁の装飾品の展示。



鐘楼の菱形のパネルと六角形のパネル。
 

アテネの彫刻家で建築家であるフィディアスを描いた六角パネルのレプリカ。触ることができる。
 

鐘楼の外壁のニッチに飾ってある像。



サン ジョバンニの銀祭壇。様々な芸術家により作られた銀、金箔などの彫金作品。
 

中央のニッチの中にいるのは、サン ジョバンニ(洗礼者ヨハネ)。
 

サン ジョバンニの宝物の十字架。ルネッサンス時代のジュエリーの一例。高さ2m。
 

サン ジョバンニのタペストリー。シルクと金の糸で刺?された27枚のパネル グループ。本来は、洗礼堂のために造られたが、本物はここに展示されている。
 

クーポラの模型。
 

二階からブルネルスキのクーポラの木型模型が眺められる。
 

ドナテッロ作のサンタ マリア マッダレーナ。断食と禁断をしている美女の様子を表している。
 

サンタ マリア マッダレーナの展示の様子。

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  やっちゃんよっちゃん

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